スケールの話(クレズマースケールとは?)


7月からフィドルを始めて、地道に練習を続けていますが、いつも見ているYouTubeの先生のビデオにオールドタイムじゃなくてちょっと面白い曲が出てきたので、ご紹介。

Hava Negilah – Basic Fiddle Lesson

https://www.youtube.com/watch?v=c3a5Fkcbl5A
この曲「D Klezmer Scale」と紹介されている。音階はこうなります。

D Eb F# G A Bb C D

で、この特徴的なところはEb F#の3半音間隔ですが、この間隔はつまりハーモニックマイナーの6度7度間ですよね。実際これ、Gハーモニックマイナーと言ってもいいと思うんだけど。

G A Bb C D Eb F# G

というか、Dの音で終わってるってだけで、最後Gmをつけ足して「じゃ〜ん」と終わってもいいように思うんだけど。こちらの曲も同じ。

Berdichiever Khosid – Basic Fiddle Lesson

https://www.youtube.com/watch?v=e6-NqRmiGRw

たとえばDドリアンの曲に、構成音が同じだからといって、最後Cメジャーのコードをつけ足してお終いにしたくはならないのですが、この現象は一体なんなんだろう。Dクレズマースケールの方はコードを振るならば「Dメジャー」であるから(DドリアンならDマイナー)、なんかその辺に秘密がありそうな気もする。

識者の意見やいかに。