Deadheadなのかもしかして:.shn編


グレイトフル・デッドというバンドには興味がある。正直いって何度聴いても何がいいかよくわからなくて、しかし実はこれがポイントなのかもしれない。聴き始めるとまとめて、例えば1か月くらい延々、聴き続けてしまう。この辺の中毒性が昂じると、ライブツアーについてキャンプして周るというようなデッドヘッズになるのかも知れない。

10年くらい前には、デッドのライブブートレッグを聴きまくった。ライブは録音自由、録音物の無償配布自由というバンドのポリシーにすごく興味があったこともあり、実際の音がどんなものか、各年代にわたって1日1ライブと決めて修行のように聴き続けた。CDも何枚か買って、これも毎日聴いた。

さすがにある程度で飽きて、永らくCDを引っ張りだすこともなかったが、先日この波がまた来てしまった。まずは前に気に入っていたライブ音源を。

こんなん。出だしのフィードバックからして、凄まじい。楽曲もこの辺の時代のものが好き。実はこれ、音源が無料ダウンロードできる。

Grateful Dead Live at Fillmore East on 1968-06-14
https://archive.org/details/gd68-06-14.aud.cotsman.16532.sbeok.shnf

このArchive.orgでは、ファンが録ったものやらサウンドボード音源やら、無数のライブ音源が公開されていて、デッドの一大アーカイブとなっている。(サウンドボード音源はDLできず、ストリーミングで聴くだけ)

さて、ここで問題なのが、ダウンロードできる音声ファイルにはMP3等のよく知ってるファイル形式の他に、「SHORTEN」というのがあること。拡張子は.shnで、調べるとFLACより古い可逆圧縮形式らしい。

これは普通にiPhoneとかで聴けない。foobar2000のiOSアプリに普通にコピーしただけでは、存在を認識すらしてくれなかった。再生できるファイル形式に変換する必要がある。

MacOSの場合、XLD https://tmkk.undo.jp/xld/ でOK。Windowsの場合は試してないけど、Winampでできるそう。Xrecordでも変換できるんだけど、結構高い有料ソフトになってしまった。無料かつWin/Mac両用なところではffmpeg https://ffmpeg.org/ でコマンドラインで変換できる。

下はMacOSでffmpegを使って、SHORTENファイルをFLACに変換してみた例。拡張子を指定するだけで、勝手にやってくれた。なんか不思議。

$ ffmpeg -i gd68-06-14d1t01.shn gd68-06-14d1t01.flac

ffmpegのインストールはそれなりに面倒だったので、次回説明します。


Live/Dead – Grateful Dead
フィルモア・ウェスト1969年のライブ音源。正規盤でこういう、音質も演奏もよいのがあるので、わざわざブートレッグを聴く必要はないかも。とはいえ、なんか魅力あるんだよね、本文で紹介したような商品化されてない音源って。

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