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99年のことになりますが、心斎橋のクアトロでジャングル・ライフ主催のイベントを見ました。友人が出てたんで。
「Attitude #075」と題されたコンピCDの発売記念ライブで、参加していたのは後にミュージックマガジンで「シカゴ音響系への日本からの回答」と絶賛される辻村豪文(キセル)兄弟、2001年末にメジャーデビューしたママスタジヲ、2000年2001年にダンサーとしてフジロックに出場したドラヒップなどなど。いまから思えば伝説のライブだったかもしれません。
で、その日、ライブ会場で立ち見していると出演者である友人が近寄ってきて、「中山さん、きょう一番のおすすめは辻村くんと、時間まにあうかどうかわからないけど"べーちゃん"ですよ」と教えてくれました。
最後の最後、ギターを抱えたお姉ちゃんがそそくさと出てきました。べーちゃんでした(友人がそう呼んでるのでぼくもそう書きます)。ひとつ前のバンドの追っかけの人達がステージに背を向けて雑談しながら帰り支度をする中で、全く意に介さずノコギリの女性と二人、ひょうひょうと歌う姿が実にさわやかでした。
曲目は確かコンピに入っていた「I walk」「ぶらさがる」を含めて数曲だったでしょうか。一番気に入ったのはオオヤミノルさん(どういう方か知りません*)の曲だという「うた・シャンソン」でした。この日一番の収穫はべーちゃんを見たことでした。
ついで友人からピジョンズのテープをダビングしてもらったり(すいません)しました。これはライブ会場で少ししか売ってなかった貴重品で、その理由が「ダビングが面倒だから」らしいんですけど、いかにも彼女らしい話ではないでしょうか。
それから約2年後。あるライブ会場で友人とまた会いました。今度は「中山さん、いま一番ホットなアーティストはべーちゃんですよ」と言っています。まぁ君にとってはいつもホットだろうよと思いつつ聞き流していたら、え、ゲームの歌でブレイクしたって?
世事にうといぼくはまったく知りませんでしたが、「ピクミン」のCDは一時宇多田ヒカルを抜くセールスだったとか。その匿名バンド「ストロベリー・フラワー」をテレビで見て、ああほんとにあの人だって妙に感動しました。
「唄うベートルズ」が発売されると、京都のタワレコでは「あのストロベリー・フラワーのわたなべともえが云々」というでっかい飾りつけでプッシュされていました。CDのオビには「日本歌謡界最高の歌姫」の文字。ん〜。なんかよくわかりませんが、とにかくいい歌手が売れるのはいいことです。(2002.6.6)
* "オオヤミノル"さんは、京都のバンド「OKミュージックボール」の"大宅稔"さんのことだと教えていただきました。
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