今回はバンドではなく弾き語りなのだが、ラビがかねてから敬愛していたらし いギャーテーズとの対バンということで、「ぶっつけ本番」でギャーテーズのリ ズム隊トシ&高橋ヨーカイと最初に2曲、ラストに1曲一緒に演奏した。トシのタ イコは「リズムセクションではなくSE(スペシャル・エフェクト!)」と盟友の パンタが常々言っているように、好き放題に暴れまわる。そこに加えて地を這う ような低音が唸りまくるヨーカイのベース。どちらかといえばラビがギターでリ ズムを刻み、SEチームがそれに乗っかるいう構図だったが、2曲目の間奏では、 ギター、ドラムス、ベースの3者がせめぎあうスリリングなシーンがあったり、 ラストの「夢のドライブ」では、3者の奏でる音が聴く者を別世界へと誘うまさ に「夢」のような瞬間があった。
一人で歌うラビはかなりリラックスしている様子で、声も良くでていたし、少 し前までのようにギターのチューニングに神経を尖らせることもなく、短いMCを 挟みながら、ガンガン演奏を進めていた。
45分程度と短い時間ではあったが、とても充実した演奏が聴けた。
(セットリスト)
1.念仏ぐらし 2.眠れない夜 3.その気になってるわ4.何年ぶりかで 5.昔の知恵
は今滅びてく 6.人は少しずつ変わる 7.時にはランボーに 8.夢のドライブ
(弾き語り。1、2、8のみパーカッション トシ、ベース 高橋ヨーカイ。)